530926 CARNEGIE HALL
KAHL MUSIC Presents A MUSICAL NIGHT TO REMEMBER
'Carnegie Hall', NYC, Sat., September 26, 1953.
(8.30 p.m. 1st concert) & (11:45 p.m. 2nd concert) 2 performances
"America's #1 Modern Man of Music" | Stan Kenton & Orchestra |
"The One and only Lady Day" | Billy Holiday |
"Yard Bird" | Charlie Parker |
"The King of Be Bop" | Dizzy Gillespie |
"The Amazing" | Bud Powell trio |
Note: Members, etc. The details are unknown.
このポスター(レプリカ)は、1993年12月に日本コロムビアから発売された8枚組CD限定版
“The Complete Charlie Parker On Savoy Years” COCY-75791-98 の購入者特典として添付されたものの1枚です。 右は裏面です。オリジナルのサイズやその存在については不明です。
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1953.09.26 concert program from "NORMAN R. SAKS COLLECTION, Charlie Parker & jazz club memorabilia" |
このコンサートの記録は全く存在せず、どこの局から放送されたかも不明です。ただし日本人でただ一人、パーカーを生で聴いた瀬川昌久氏が聴いたのが、このコンサートである。
Ken Vailの"Lady Day's Diary"や"Bird's Diary"にも記載はなく、"Born To Sing" A Discography of Billie Holiday / Jack Millar, P.Koster & C.Sellers "DIZZY GILLESPIE Volume I 1937-1953"
や Stan Kenton のディスコグラフィにも、この日の演奏記録はありません。
このことから、演奏音源は皆無と言うことでしょう。ネット上で調べてみると、下記記述が見つかりました。
  http://1201music.com
  Billie Holiday : At Storyville
  ..... On 26 September, 1953 she was at Carnegie Hall as a guest artist with Stan Kenton and a few weeks later she
  took part in a nation-wide television program devoted to her life and called The Comeback Story. ......   Alun Morgan
さらに、ジョン・チルトン著(新納武正訳)の "Billie's Blues" ビリー・ホリディ物語(S56/4 音楽の友社刊)208〜210ページには次の様な記載があります。
  1952年の終り近く(11月14日)「これまでになく美しくなった」ビリーは、カーネギー・ホールで行われたデュー
  ク・エリントンの「楽壇生活二十五周年記念」コンサートでうたった。・・・・(中略)
  数ヵ月後にスタン・ケントンのカーネギー・ホール・コンサートにレディが出演した。 ・・・・(後略)
また、サンディエゴ在住のパーカー・コレクター、ノーマン・サクス氏の著書 "NORMAN R. SAKS COLLECTION, Charlie Parker & jazz club memorabilia"にこのコンサートのプログラムが掲載されており、
開催されたことは間違いないと確信しました。
1953年11月号のスイングジャーナル誌、14ページの「アメリカのジャズ・ニュース」欄には、
  スタン・ケントン カーネギー・コンサート
  欧州旅行より戻ったスタン・ケントンは9月26日カーネギー・ホールでコンサートを開催、これにはビリィ・
  ホリディ、ディジィ・ガレスピィ、チャーリー・パーカー、バッド・パゥエルが客演した・・・・
という記事がありました。多分ダウン・ビートの記事からであろう。残念ながらDownbeat誌は所有していません。
マシュマロ・レコードの上不社長からの情報によると、1953年の Swedish "Orkester Journalen" にこのコンサートの記事が掲載され
-- "Groovin’Hith"、"Night in Tunisia"、"Hot House"、"Dizzy Atmosphere" など、お馴染みの曲が演奏された。-- とあります。
これに引き続き、レディ・ディのことにも触れている。
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