010:    CHARLIE PARKER の短いが珍しい動く映像


"A Film by Francis Paudras / A Short film with
Charlie Parker and Miles Davis"

VHS tape
"Celebrating Bird / The Triumph of Charlie Parker" 『チャーリー・パーカーの伝説』

1991年9月発売の "Celebrating Bird / The Triumph of Charlie Parker" (VHS ビデオ・VAVJ-286-- KK ビデオアーツ・ジャパン) の中に、ボーナス・トラックとして、"A film by Francis Paudras" が収録されている。
後にDVDで発売された"Celebrating Bird / The Triumph of Charlie Parker"は、PIONEER ARTISTS から1999年に発売されたが、この ショート・トラックは収録されておらず、このVHSテープでのみ見られるものです。( "A short filem with Charlie Parker and Miles Davis" 7分21秒 )
タイトルのとおりパーカーとマイルスの映像が中心ですが、今は亡きフランシス・ポウドラのコレクション映像で すから、フランスでのものがメインです。しかしこの中で最も珍しいものと言えば、パーカーが1950年11月にスウエーデンを演奏旅行 した際、21日の Gothenburg (ヨーテボリ)で、当時16歳のカメラマン、 Bo Tak によって撮影された無音の映像が収録されているこ とです。サインしているパーカーの約1分のサイレント映像が存在すると言われていますが、ポウドラ氏が入手したのはこの映像にあ るように、極めて短いものだと思います。
ニューヨークの“ロイヤル・ルースト”でのマイルスを含むクインテットの演奏の映像は静止画が多く、パーカーの動画はジョン・ミリ の“インプロヴィゼーション”(Norman Granz presents)からのものです。
他には、49年にパーカーらとパリ遠征(第一回パリ国際ジャズ・フェスティバル)の際、マイルスが恋におちたシャンソン歌手、ジュリ エット・グレコの貴重な映像もある。ポウドラが後見人となっていたパウエルの映像も見られます。
パーカーがサインをしているシーンは、スタートから5分48秒後、演奏シーンは6分16秒後です。パーカー自身の写真にサインをしたもの が映し出されますが、これは後半に映像が映るフランスのトランペット奏者、ボリス・ヴィアンにあげたものでしょう。

それではそのショート・フィルムをご覧ください。



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